640年に後の孝徳天皇である軽皇子の皇子として誕生した有間皇子。645年の大化の改新から始まる政変の嵐の中、658年に謀反の罪で処刑され19歳の若さで藤白坂に散りました。「鎮魂歌集的性格を持つ万葉の時代」の象徴ともいえる悲劇のプリンス有間皇子の霊を慰めるために祀られた有間皇子神社では、命日である11月11日に慰霊祭が行われ、全国から集う有間皇子ファンが万葉の時代と有間皇子に思いを馳せます。