藤白神社は神社ですが、貴重な仏像が祀られています。藤白神社は神社ですが、北向きです。藤白神社は神社ですが、鈴木姓のルーツでもあります。
藤白神社は、熊野参詣の途上で儀礼を行う場所「王子」でした。分かりやすく言えば、熊野参詣道の途中にあるチェックポイント。その中でも熊野聖域への入口・起点と位置付けられる格式高い場所です。この場所について理解してもらうには、神社と呼ばない方が分かりやすいのでは?そんな声もあり、正しく理解していただくために、敷地全体を藤白王子跡Museumと呼ぶことにしました。
当ミュージアムのメインコンテンツです。本殿、中門、拝殿など。社務所では授与品をお頒ちしています。
藤白神社が藤白王子であったことを実感できるスポットです。平安時代末期に造られた熊野三山の本地仏、本宮の阿弥陀如来・速玉の薬師如来・那智の千手観音菩薩、三躯の坐像が祀られています。
樹齢1000年の楠の大樹が御神体です。古くから子どもの神様として知られ、藤・楠・熊の漢字から一字を名前に頂くと良い子に育つといわれました。見事な大樹に直接触れることで、千年楠の持つパワーを感じることが出来ます。
藤白坂で非業の死をとげた万葉のプリンス有間皇子を祀ります。境内には『藤白のみ坂を越ゆと白妙のわが衣手は濡れにけるかも』と刻まれた万葉歌碑が残り、今も有間皇子を偲んで全国から訪れるファンが後を絶ちません。
平安時代末期に熊野から移り住み、藤白王子と周辺の参詣道を支配・管理した藤白鈴木氏の居宅です。長らく廃墟と化していましたが、2023年3月末に修復・復元され『紀伊国名所図会』に描かれた江戸時代の姿に甦りました。